取引高で世界第7位の仮想通貨取引所HitBTCが、日本人居住者へのサービス提供を停止する。世界最大手の取引所バイナンスが、今年3月に金融庁から警告を受け、日本市場から撤退したのに続く動きだ。
公式ホームページのサービス制限に関する説明を見ると以下のような記載がある。
「日本の資金決済の法律に準じ、HitBTCは日本居住者への仮想通貨の取引サービス提供を一時的に中止する。日本のIPアドレスが当サービスを使用しているのを発見した時は、本人確認(KYC)手続きの中で、ユーザーに対し日本に居住していないことを示す情報の提供を求める」
ツイッターでは、HitBTCからサービスの提供停止を通知するメールが届いたとの情報が複数上げられいる。通知の14日以内に、パスポートなどのIDのコピーを提出し、日本居住者でないことを証明するよう求められているようだ。サービス再開の時期などについて、現時点で言及はされていない。
≪重要≫
— のぶ@仮想通貨₿ (@y__crypto) 2018年6月2日
HitBTCが日本人向けのサービスを
一時的に停止する模様です。
真偽の確認が必要ですが、
もし本当ならHitBTCの資金を
他の取引所に移動しないといけません。#仮想通貨 #HitBTC #拡散規模 pic.twitter.com/RoXLROOQHP
17年4月に施行された改正資金決済法では、仮想通貨交換業の登録業者と登録申請中のみなし業者のみ日本での営業を許可されている。バイナンスは無登録で営業をしたとして金融庁から警告を受けていた。