著者 松田康生 (まつだやすお)FXcoin シニアストラテジスト
東京大学経済学部 国際通貨体制専攻 三菱銀行(本部、バンコック支店)ドイツ銀行グループ(シンガポール、東京)を経て2018年7月より現職。 短国・レポ・為替・米国債・欧州債・MBSと幅広い金融市場に精通
Review
レンジを下にブレーク
昨日のBTC相場は下落。三角持ち合いのレンジが狭まる中、35,000~37,000ドル(約385万~405万円)水準でのもみ合い推移が続いたが、今朝方サポートラインを割り込む一時33,000ドル(約360万円)まで値を下げた。注目のbitcoin2021はエルサルバドル大統領のBTCの法定通貨採用表明というサプライズで幕を閉じたが、昨年BTC投資を明らかにしたRuffer Investmentが11億ドルの利益をあげ売却していたとの報もあり36,000ドル台で上値を抑えられた。しかし三角持ち合いのサポートラインである35,000ドル台で下げ止まると、エルサルバドルに続きパラグアイの国会議員もBTCの採用を仄めかし、37,000ドル近くまで値を上げた。が、今度はレンジの上限を意識し上げ渋った。海外時間に入りMicrostrategyが私募債4億ドル発行計画を明らかにすると再びレンジの上限をトライし始めたが、FOX TVでトランプ前大統領がBTCは詐欺だと発言し上値を抑えられると、今朝方三角持ち合いのサポートを割り込み一時33,000ドル台に下落した。
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本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限らない。