著者 松田康生 (まつだやすお)FXcoin シニアストラテジスト
東京大学経済学部 国際通貨体制専攻 三菱銀行(本部、バンコック支店)ドイツ銀行グループ(シンガポール、東京)を経て2018年7月より現職。 短国・レポ・為替・米国債・欧州債・MBSと幅広い金融市場に精通
Review
上昇するも上値は重い
昨日のBTC相場は反発後、もみ合い推移。95万円台から週末にレジスタンスとなっていた102万円付近まで回復、更に103万円台まで上昇したが、やや上値を押さえられている格好。週明けの米株先やアジア株の下落を嫌気して急落するも、700ドル安で始まったNYダウがプラス圏まで切り返したこともあり102万円手前まで反発したBTC相場だが、CMEのBTC先物の窓埋めを完了すると100万円台に値を戻していた。しかし日本株・中国株とも大きく値を上げてオープン、更にBloombergがトランプ政権が1兆ドルのインフラ整備を検討していると報じると103万円台まで上昇するもフォローが続かず。米小売売上高が前月比17.7%と伝わると再び上値をトライしたが、北京でコロナ警戒レベルが引上げられ小学校に閉鎖を要請、注目のパウエル議長証言も景気先行きに悲観的なものだったこともあり米株が下落するとBTCも上値を重くしている。
Outlook
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本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限らない。