著者 松田康生 (まつだやすお)FXcoin シニアストラテジスト

東京大学経済学部 国際通貨体制専攻 三菱銀行(本部、バンコック支店)ドイツ銀行グループ(シンガポール、東京)を経て2018年7月より現職。 短国・レポ・為替・米国債・欧州債・MBSと幅広い金融市場に精通

Review

年初来高値更新

昨日のBTC相場は大きく上昇。年初来高値である10500ドル(111万円)を上抜けると120万円手前までの上昇を見せている。6月から続く三角持ち合いを上にブレークしたが、10000ドルを前に上値を重くしていたBTC相場だったが、ETHの年初来高値更新もあり連れ高になると時価総額に占めるBTCの割合(ドミナンツ)が60%まで低下したところで反発、10000ドルを上抜け、107万円近辺まで値を上げていた。しかし、ここからは6月頭の戻り高値や2月の年初来高値10400-10500ドルが意識され、10000ドル、105万円近辺でもみ合いを続けたが、東京時間の日中に金価格が急騰、史上最高値を更新するとBTCも108万円台まで上伸、しかし10500ドルは抜けずにいた。そうした中、アルトコインに利食い売りが出る一方、BTCには買いが入りじりじりと値を上げると、テザーの大口発行が伝わり10500ドルを抜け急騰、米追加経済対策も好感され120万円近くまでの上昇を見せた。

Outlook

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本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限らない。