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パウエル議長、よりタカ派的なシグナル

昨日のBTC相場は上に行って来いの展開。AmexCEOの暗号資産採用に対し後ろ向きな姿勢を示したことやIMFがエルサルバドルに対しBTCを法定通貨から除外するよう警告したとのCNBCの報道、更に米株の失速などが嫌気され、BTCは26日の朝方に36,000ドル(約415万円)台へと反落。しかし、日中は暗号資産取引所FTX.USの4億ドルの資金調達や欧州株の堅調な推移、Valkyrie のBTCマイニングETF申請報道などを好感し、38,000ドル(約435万円)近辺へとじりじり値を伸ばした。その後、200日移動平均線に肉薄し、BTCは同水準で上値が重くなったものの、海外時間にFOMC声明が公表され、3月中のテーパリング終了及び利上げ3月を示唆する内容が伝わると、予想通りの安心感からか一時39,000ドル(約450万円)手前まで上昇。しかし、パウエルFRB議長が会見で、最短6月のQT着手を示唆したこと、毎会合での利上げを排除しなかったことなどを、市場は、よりタカ派的シグナルと反応、その後米長期金利の急上昇もありNYダウがマイナスに転じるなど米株が軟調に推移すると、BTCも今朝方にかけて36,000ドル台に下落している。
 

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本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限らない。