著者 松田康生 (まつだやすお)FXcoin シニアストラテジスト

東京大学経済学部 国際通貨体制専攻 三菱銀行(本部、バンコック支店)ドイツ銀行グループ(シンガポール、東京)を経て2018年7月より現職。 短国・レポ・為替・米国債・欧州債・MBSと幅広い金融市場に精通

Review

3度目の三角持ち合い

昨日のBTC相場は高値圏でのもみ合い。週末に183万円台から200万円台へ値を戻すも上値を抑えられると、下値を徐々に切り上げ、上値が徐々に切り下がる、小さな三角持ち合いを形成している。金曜日に183万円台でようやく下げ止まったBTC相場だが、FDAのワクチン承認もあり12/1の207万円と12/11の安値183万円の半値戻し195万円を抜けると200万円台を回復した。JPモルガンからはマスミューチュアルのBTC購入は保険会社の参入と言う新たなマイルストーンだとポジティブなレポートを出すも、NY市長のロックダウンに備えるべきとの発言で米株が急落、また選挙人投票でバイデン候補が過半数を取得、混乱の可能性が後退した。更に本日期日を迎えるMt.GOXの再建計画提出期限、更に木曜日の早朝のFOMCでの緩和縮小懸念などもあり、上値を抑えられている。今朝方はBCHの反発もあり、三角持ち合いは若干上にブレークしている。

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本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限らない。