著者 松田康生 (まつだやすお)FXcoin シニアストラテジスト
東京大学経済学部 国際通貨体制専攻 三菱銀行(本部、バンコック支店)ドイツ銀行グループ(シンガポール、東京)を経て2018年7月より現職。 短国・レポ・為替・米国債・欧州債・MBSと幅広い金融市場に精通
Review
結局、7000ドル挟み
昨日のBTC相場は軟調な展開。朝方78万円台に上昇するも71万円台まで反落、結局、7000ドルのストライクの前後2-300ドルでの推移を続けており、上値は重いが底堅い展開が続いている。週末のG20エネルギー相会議、OPECプラスを通じ、反対していたメキシコが折れ、歴史的減産合意が成立。週末で先物市場がクローズしていたこともありBTCに買いが集まった。しかし、原油先物がオープンすると急落、BTC相場も失望売りで72万円を割り込んだ。その後はBinanceのモバイルでのオプション開始などもあり下げ渋ると、サウジの追加減産の示唆発言で原油が反発、また金価格が1700ドル突破で2012年来の高値を記録する中、BTC相場も若干値を戻している。尚、本日から2日間の日程でG20財相中銀総裁電話会談が開催されるが、コロナ対策に集中するため、当初予定されていたデジタル通貨は議題から外された模様。
Outlook
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