著者 松田康生 (まつだやすお)FXcoin シニアストラテジスト
東京大学経済学部 国際通貨体制専攻 三菱銀行(本部、バンコック支店)ドイツ銀行グループ(シンガポール、東京)を経て2018年7月より現職。 短国・レポ・為替・米国債・欧州債・MBSと幅広い金融市場に精通
Review
50日移動平均線がサポート
昨日のBTC相場は続落。9500ドルでの下値固めに失敗、10000ドルのストライクの重力圏から下抜けると、9200ドル近辺にある50日移動平均線を下抜け、9000ドル、100万円と節目となるサポートを次々とブレークし、8800ドル近辺の200日移動平均線までも下抜けたところでようやく下げ止まった形。新型ウィルス感染の拡大や2日で2000ドル近い記録的な下落を見せた米株の影響もあり値を下げていたBTC相場だが、50日移動平均線である9200ドル近辺で下げ止まりを見せていた。しかし米国への感染拡大が危惧される中、アジア株もさえない値動きをすると上値を重くしたが、アジア時間は100万円で何とかサポートされた。欧州時間に100万円を一時割り込むも9000ドルでサポートされ反発を見せたが失速すると、米株が続落したことも有り9000ドルを割り込んだ。更に200日移動平均線も割り込んだが、昨年12月からの上昇の半値押しを前に何とかサポートされた。
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本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限らない。