クリプトキティーズ開発企業のダッパーラボ(Dapper Labs)は3月5日、ディベロッパーがFlowブロックチェーン上でアプリケーションを開発できるようにするインタラクティブなインターフェイス「Flow Playgraound」を発表した

Flowブロックチェーンは2019年9月にダッパーラボが発表したブロックチェーン。「アプリ、ゲーム、およびそれらを動かすデジタル資産のエコシステム全体をサポートするために構築された、ディベロッパーフレンドリーなブロックチェーン」と説明している。

今回発表したFlow Plyagraoundでは、ダッパーラボの新しいプログラミング言語Cadenceを導入し、ディベロッパーはスマートコントラクトを作成・実行できる。Cadenceは、トークン化されたアセットのプログラミングを簡素化するように設計されており、SwiftとRustの機能が含まれているという。

Flow Playgroundを使用すると、ユーザーはノンファンジブルトークン(NFT)を作成し、マーケットプレイスを構築できる。

ダッパーラボの最高技術責任者(CTO)であるディーター・シャーリー氏は、コインテレグラフに「NFT業界で活動している多くのチームがプラットフォームに興味を示している」と語った。

シャーリー氏は、他のプロトコルを使用したスマートコントラクトの実装の難しさを軽減するため、Flowブロックチェーンを構築したと付け加えた。

ワーナーミュージックやUFTと連携

Flowブロックチェーンの立ち上げ依頼、ダッパーラボは主要なエンターテイメント企業といくつかのパートナーシップを結び、ブロックチェーンベースのデジタルアセットの作成を行っている。

2019年9月、ワーナーミュージックはダッパーラボと協力し、パブリックチェーンにトークン化されたアセットを作成すると発表した。

また2020年2月25日、ダッパーラボは格闘技団体UFCと提携を発表した。ダッパーラボは、UFCブランドのデジタルグッズやブロックチェーンゲームを作成していく。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン