仮想通貨(暗号資産)取引所KuCoinでハッキング被害が発生した。KuCoinの公式発表によれば、同取引所のホットウォレットからビットコイン(BTC)、ERC-20トークンなどが外部に流出した。

流出した金額についてはいまだ明らかになっていない。KuCoinはユーザーの資金が影響を受けたとしてもその資金は同社と保険ファンドによって完全にカバーされるので「安心して欲しい」と述べている。

発表によれば、「9月26日03:05(UTC+8)以降、いくつかの大規模な引き出しが検出された」という。流出はホットウォレットからのもので、コールドウォレットの資産は無傷だったと報告している。

現在はユーザーの資産の安全を確保するため、セキュリティーレビューを実施しており、この間入出金サービスを停止するとしている。

今回のハッキング事件を受け、大手取引所バイナンスのジャオ・チャンポンCEOはKuCoinへの支援を表明。バイナンスのチームが「できる限りの支援を行う」と述べている。