2023年に仮想通貨は厳しい状況に追い込まれたが、アナリストたちは業界が成長し続けると楽観視しており、2024年にはユーザー数が10億人近くに達するとの予測もある。
暗号取引所ビットフィネックスのアナリストはレポートの中で、12月1日現在、世界の暗号所有者は5億7500万人に達し、2023年初頭の4億3200万人から増加したと強調した。
ビットフィネックスのアナリストは、この数字は「8億5000万から9億5000万までエスカレートする可能性がある」と述べた。アナリストは、現在の強気な市況が2024年まで続けば、この成長は容易に達成できると予測した。
「2024年を見据えて、市場の状況次第では、世界の仮想通貨保有者の数は8億5000万人から9億5000万人に増加する可能性があると予想している [...] この予測は、仮想通貨に対する世界的な関心の高まりと受け入れを反映している」
アナリストらはまた、仮想通貨分野での投資活動がより成長していくとも強調した。彼らは、現物型ビットコイン上場投資信託（ETF）が承認されれば、市場はチャートに基づいて予想される資金流入を超える可能性があるとみる。
12月20日、グレイスケールのマイケル・ソネンシャインCEOはCNBCのインタビューで、現物型ビットコインETFの承認がビットコインの普及を後押しする可能性があると述べた。同氏は、ビットコインが約30兆ドルの価値がある米国の資産運用市場に到達できる可能性があると述べた。
ビットフィネックスとは別に、統計サイトのStatistaも仮想通貨ユーザーの増加について独自の予測を行っている。Statistaによると、仮想通貨ユーザー数は2024年には8億3300万人近くにまで増加し、2028年には約9億9200万人に達する可能性があるという。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン