仮想通貨相場にとって厳しい局面が続いている。22日の取引では時価総額ベースで上位20の仮想通貨のほとんどが下落し、これまでの24時間で最大14%下げる仮想通貨もあった。
ビットコイン価格はこの24時間で約9%下落。現在1万500ドル付近で売買されており、1月17日以来の1万ドル割れを試す正念場となっている。
イーサリアムはこれまでの24時間で約9%下落。1000ドルを割り965ドル付近で推移している。
昨年の年末年始にもビットコインとイーサリアムの価格は30%以上下げており、今回の下げも年末年始恒例の動きとする見方もある。また、昨年を通して29~40%の下落は三度あったため今回の下げを楽観視する人もいるようだ。
一方でビットコイン価格が1000ドルまで下がる可能性を公に指摘する声もあがるなど、悲観論も根強い。
(「米投資アナリスト「ビットコイン1000ドルまで下げても驚かない」バブル崩壊で90%下落を示唆」18年1月23日)
現在上位20の主要仮想通貨の内、唯一上げているのはEOS(3.86%上昇、13.3ドル)とVeChain(7.95%上昇、8.24ドル)だけとなっている。
仮想通貨市場全体の時価総額は56.5兆円となっており、年初から比べて10兆円以上減少した。