18日の仮想通貨相場は、主要20種全てが上昇した。ビットメックスのCEOから「来年は反発を狙え」という発言のあったイーサリアム(ETH)は初めてビットコインキャッシュ(BCH)の価格を上回った。一方、過去最高値からちょうど1年が経過したビットコイン(BTC)については、「価格はゼロになる」などネガティブな発言が見られた。

(引用元:Coin360

イーサリアム 、ビットコインキャッシュ超え

イーサリアム(ETH)がビットコインキャッシュ(BCH)の価格を初めて上回った。執筆時点で、イーサリアムは過去24時間で10%以上上昇し、95.5ドル付近で推移。一方、ビットコインキャッシュ(BCH)は10%以上のプラスで、90ドル付近で取引をしている。

過去最高値から90%以上下落したイーサリアムに関して、仮想通貨取引所ビットメックスのアーサー・ヘイズCEOが、「来年は、反発を狙え」と発言した。

一方、ビットコインキャッシュは、11月15日のハードフォークしたビットコインSV(BSV)とビットコインキャッシュ(BCH)が時価総額で競り合う状態が続いている。

「2019年 ビットコインはゼロに」

ビットコインキャッシュの創設者で現在はビットコインSVの提唱者であるカルビィン・エアー氏が、Express UKの取材に対して、「2019年、ビットコインはゼロになる」と発言した。エアー氏は、ビットコインが取引スピードなどを高めるスケーリング(規模の拡大)に対応できないことを理由に「ビットコインは来年、なくなっているだろう」と予測。その上で、ビットコインの経済モデルと技術を受け継いだビットコインSVは素晴らしい年を迎えると話した。

また、ビットコイン投資によって10代でミリオネアになったエリック・フィンマン氏が、マーケットウォッチのインタビューに答え、内部闘争が続いていること理由に「長期的にはビットコインは終わりだ」と発言した。

ただ、こうしたネガティブ発言に対するビットコイン価格への影響は限定的だ。現在、8%以上上昇し、3560ドル付近で推移。3500ドルの水準を回復した。