ゴールドマンサックスは、ビットコイン(BTC)や仮想通貨の採用があっても、必ずしもドルベースでの価格が上昇するとは限らないと主張している。

ブルームバーグの報道によれば、ゴールドマンサックスのストラテジストは、暗号資産がメインストリームで受け入れられるようになれば、ほかの資産クラスとの相関関係を高めることになると議論している。

ゴールドマンサックスはメインストリームでの採用が増えることは「諸刃の剣」であると説明している。

「それは価値を上げることができるが、他の金融市場の変数との相関を高め、この資産クラスを保有することの分散効果を減らす可能性がある」と指摘している。

さらにゴールドマンサックスのストラテジストによれば、仮想通貨市場が株式との高い相関を示すようになっており、実質金利や米ドルとは負の相関があるという。

またメタバース開発の潮流についても触れ、「特定のデジタル資産の評価にとって長期的な追い風をもたらすだろう」とも述べている。

ただ、ゴールドマンサックスは2022年1月はじめ、投資家向けの別のメモの中で、ビットコインが今後5年間で10万ドルを突破するだろうとの予測も示している