仮想通貨に対して厳しい規制が敷かれるアフリカで、メッセンジャーアプリの「WhatsApp(ワッツアップ)」を使った仮想通貨取引が人気だという。Bitcoin.comが現地の状況をレポートしている。

アフリカ南部のジンバブエでは、中央銀行であるジンバブエ準備銀行(RBZ)が仮想通貨取引の禁止を通告。5月には国内に2つしかなかった仮想通貨取引所をどちらも閉鎖した。仮想通貨のエコシステム自体を撲滅しようとしての政策だったが、その裏でWhatsApp上での仮想通貨ビットコイン(BTC)取引が広まっている。

ジンバブエの仮想通貨取引所で働いていた男性は、WhatsAppのグループで買主と売主をつなぎ、ビットコインの入札と発注を行っている。自身の仲介サービス手数料は5%で、取引所よりも少し割高だ。

国が強硬姿勢に出る中、国民の仮想通貨に対する関心は止まらない。今後も、このような信頼ベースのピアツーピア取引は増え続けると考えられる。

(コインテレグラフ@マーケットアラート)