大手仮想通貨取引所バイナンスは17日、今年第3四半期で自社の独自通貨BNBを2,061,888 BNBバーンしたと発表した。これは約36,70万ドルに相当する。バイナンスは利益の20%を四半期ごとにバーンするとしており、19年第3四半期の利益は、1億8350万ドル(約200億円)だと推定される。

19年第2四半期の利益は、同様の推定で1億1900万ドル(約129億円)だったことから、前四半期比で54%の増益になった。

出典:9th BNB Burn: Q3 2019 Recap from CZ

バイナンスのジャオ・チャンポンCEOは、前四半期に比べて、バーンしたBNBの数が増加したことについて(つまり利益が増えたことについて)、様々な新しいサービスを投入したことが功を奏したと説明している

「この成長の主な要因は、証拠金取引などの新しいサービス、仮想通貨の購入をよりアクセスしやすくするための法定通貨のオンランプの増加、加えて数多くのサービスが実を結び始めたことも寄与した」

実際、バイナンスは今年第3Qにビットコイン先物仮想通貨ステーキングを開始。また米国での取引所バイナンスUSもスタートしている。

外部の専門家も同様の見方のようだ。The Blockのリサーチャー、ラリー・セルマック氏は、バイナンスの収益構造が上場手数料依存から脱却し、「収益源を多様化しつつあるようだ」と分析している