仮想通貨相場が急落する中、シカゴマーカンタイル取引所(CME)が手がける仮想通貨ビットコイン(BTC)先物の取引高も低調だ。2月21日のCMEのビットコイン取引高は1億1800万ドル(約130億円)で2020年の最低水準を記録した。

(出典: Skew「CMEビットコイン先物の取引高(1日あたり)」)

CMEは2月11日にビットコイン先物の建玉が3億1400万ドル(約342億円)まで増加。こちらも過去最高を塗り替えたばかりだった。当時はライバル社のバックトのビットコイン先物(現物受け渡しと現金決済の両方)の取引高も3700万ドル(約40億円)と過去最高を記録し、仮想通貨デリバティブ(金融派生商品)市場が盛り上がっていた。

現物受け渡しは、投資家が先物の指定受渡日に現物であるビットコインを受け取る。一方、現金決済は現金で受け取ることを指す。

建玉は、「ロング」や「ショート」などトレーダーがプラットフォーム上で持っているポジションの総数を表す。建玉が多いほど、投資家の長期的な関心が高いことを示すと考えられている。

CMEのビットコイン取引高は、2月21日までの4日間連続で減少し、4日前と比べてほぼ半減した。

SEC、ウィルシャーのETF判断へ

一方、ウィルシャー・フィニックス・ファンズが申請しているビットコインETFに関して米証券取引委員会(SEC)が2月26日に可否判断をすることが明らかになった。

ウィルシャーがSECに申請しているのは、ビットコインと米短期債に投資する信託「ザ・トラスト」。ザ・トラストに対するSECの判断はたびたび延期されている。

ウィルシャーの創業者であるビル・ハーマン氏は、コインテレグラフ に対して、「SECと思慮深く意味のある議論を続けてきた」と自信をみせた。

SECは、これまで純粋なビットコインETFの申請全てを却下してきた。理由として、仮想通貨市場でのカストディ(資産管理)や価格操作などを懸念点にあげている。

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翻訳・編集 コインテレグラフジャパン