29年ぶりの高値をつけた日経平均株価とは対照的に、31日の仮想通貨相場は保ち合いが続いている。12月のビットコインは執筆時点でマイナス0.7%のリターンとほぼ横ばいだ。

(出典:Coin360 日本時間12月31日午前11時30分時点)

12月のイーサ(ETH)は約12%の下落。XRPは約1.5%の下落だ。ただ先週はイーサとXRPはビットコインのパフォーマンスを上回った。

仮想通貨投資家FlibFlibは、ビットコインは6000ドル台で確かな買い需要がある指摘。「7600ドルを超えない限りは8000ドル回復はない」とみており、「まだ6000ドル台でやるべきことがあることを意味している」と述べた。

またクオンタム・エコのミックス創業者のマティ・グリーンスパン氏は、ニュースレターの中で、休暇相場で仮想通貨の取引高が減少し続けていると指摘。ただこんな時だからこそ警戒する必要があると主張した。

「仮想通貨相場は今年の始めに春になった。しかし現在は、秋でも夏でもない。もし名前をつけなければならないとすれば、単純な保ち合いだ(中略)(保ち合いでは)弱いコインは死滅し、強いコインがさらに強くなる。それが自然の摂理であり、厳しいかもしれないが、実際のところはポジティブな進展だ」

仮想通貨市場におけるビットコインの占有率(ドミナンス)は、68.25%。今月始めから1714%ポイント上昇した。