プロシェアーズによる初のビットコインショートETF(上場投資信託)は6月21日のローンチ時はスロースタートとなったが、2日目には取引高が380%増加してペースを上げた。

6月21日のローンチ時、プロシェアーズ・ビットコイン・ショート戦略ETF (BITI) の取引高は183,300株とさえなかった。ブルームバーグのETFアナリストであるエリック・バルチュナス氏はツイートでBITIの取引高が「$BITOの取引高の1%未満である」 と指摘している。BITOはビットコイン先物ETFだ。

しかし、Yahoo Financeによると、翌日の取引量は約4倍の886,200株(約3620万ドル相当)に跳ね上がった。

BITIによって、投資家は自らBTCを保有せずにビットコイン市場でショートポジションを取ることができる。ショートとは、市場や資産の価値が下がる方に投資することだ。

プロシェアーズのマイケル・L・サピアCEOは、2日目の出来高が需要を示していると語った。

「BITIが市場で受け入れられていることは、ビットコインが値下がりした際に、仮想通貨を保有することをヘッジしたりできる、便利でコスト効率の良いETFに対する投資家の需要を裏付けるものだ」

プロシェアーズは、10月18日にローンチした「ビットコイン戦略ETF(BITO)」も提供しています。BITOの取引初日の出来高は約10億ドルだった

11月までにBITOの出来高は全ETFの上位2%に入ったが、現在では開始以来でその価値の50.93%を失っている。

もちろん、3600万ドルは、BITO初日の10億ドルのロングポジションに比べれば、微々たるものだ。これは、ほとんどの投資家がここからさらにダウンサイドがあるかどうか不明であることを意味するかもしれない。過去30日間で、ビットコインは、その価値の30%以上を失った。