自称サトシ・ナカモトのクレイグ・ライト氏が10月16日、英ロンドンで開催されたAIおよびブロックチェーン関連イベント「CC フォーラム ロンドン」においてトークセッションを行った。ライト氏は、自分が本来の仮想通貨ビットコイン(BTC)創設者であると示す究極の証拠を明らかにするつもりだと主張した。同氏が2008年に書いた論文を世に出すという。
ライト氏によると、サトシ・ナカモトが(ライト氏の)論文のすべてをホワイトペーパーの体裁にまとめたそうだ。ただライト氏は、サトシを「彼」と呼んでしまっており(三人称のため、ライト氏がサトシではないことを示す)、それに気が付くと次のように説明した(動画の11分50秒辺りから)。
「私がサトシで、サトシが私から盗んだのだ。皆さんには選択の自由がある。彼は実際に私の論文を使ったので、私は本当に気にしていない。だからそれは私……皆さんがどちらを選ぶかどうかは気にしていない」
ライト氏は、もともと故デイブ・クレイマン氏とのパートナーシップを示す別名で、BTCに関する発明は全面的に自分が担当していたと主張していた。クレイマン氏の死後、ライト氏は自分がサトシであると主張し始めた。
翻訳・編集 コインテレグラフ日本版