デンマークの玩具メーカー、レゴがどうやらNFTへの参入を検討しているようだ。

24日にレゴ社の公式ツイッターが、NFTに関する短い動画を投稿した。この投稿はすぐに消去されたが、投稿には「ゼロか1が並んでてもやっぱりブリックだ(Zeros and ones but still a brick)」という文章とともにハッシュタグでNFTがつけられていた。

投稿された14秒という短い動画は、NFTは直接関係している投稿ではないものの、3Dのレゴブロックが宇宙で回転し、ブロックの周りに不具合が発生する様子が描かれている。レゴをテーマにしたコンテンツを投稿しているユーチューバーのAshnflash氏は、このツイートが「デジタルレゴ通貨」に向けたティーザー(ユーザーの興味を引こうとする広告)ではないかと推測した。

こうしたレゴ社の動きの一方、レゴ愛好家の反応を見る限りは、NFTへの関心は低いようだ。さらにレゴ社は環境エネルギー問題に注力していることから、NFTへの参入は「地球に悪影響」と主張するものもいる。

NFTは、必要とされる計算能力のために、環境への影響が指摘されている。しかし、イーサ2.0のように、必要な電力の何分の1かでNFTを発行できる代替技術が開発されれば、こうした懸念は軽減されるだろう。

レゴ社がすぐにNFTをリリースすることはないかもしれない。しかし、仮想通貨ユーザーはオンラインマーケットプレイスで同様のプラスチックブロックのアートワークを見つけることができる。例えば、オープンシーでは現在、米国の犯罪ドラマBreaking Badに登場する主人公ハイゼンベルクのトイブロックフィギュアが販売されている。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン