ビットコイン(BTC)の供給は2100万BTCが上限となっている。つまりグローバルで大規模な採用が発生した場合、わずかなBTCでも大きな富につながる可能性がある。

仮想通貨トレーダーでビットコイン支持者である「Davincij15」は、9月22日のツイートで「現在70億人に対しては(1人あたり)0.0027BTCしかない」と述べ、ビットコインの総供給量と世界の総人口の関係に言及した。

「あなたが0.28BTCをHODLし、ビットコインが世界の準備通貨となった場合、あなたは世界の上位1%になる。したがって、1BTCをHODLすることは、平均的な人よりも400倍持っていることを意味している」

Davincij15のアイデアの背後にある数字の計算は正しいが、彼の考えはいくつかの要因、主にビットコインのグローバルな採用に大きく依存している。ビットコインは現在約1940億ドルの時価総額となっている。一方で、金(ゴールド)は9兆ドルの時価総額を誇っている。ビットコインが、金と同じステータスに到達するためにはさらなる成長が必要となる。

米連邦準備制度理事会(FRB)のデータによれば、米ドルは世界の準備通貨としての地位を確立しており、1.98兆ドルの供給を維持している。

アルトコインは別の問題を提示する。人々がほかの暗号資産に投資する場合、そのお金はBTCから転用されることになるからだ。

それでもビットコインは2020年に多くの注目を集めている。特にマイクロストラテジーがビットコインを採用したことで、メインストリームでの採用に期待が高まっている。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン