米国の経済ジャーナリストでロシア国営テレビ局RTのレギュラー番組「カイザーレポート」で、同番組のホストを務めるマックス・カイザー氏は新型肺炎コロナウィルスの影響でビットコインが10万ドルまで押し上げる可能性があると指摘した。

ビットコイン強気派として知られるカイザー氏は2020年が、2009年に続く「世界的な金融危機の第二章」になると発言した。

「現在の状況はビットコイン価格を10万ドル以上に押し上げる世界的な金融危機だ」

ダイモンとシフは金のためにFRBにすがる

これまでに世界株式市場が低迷する中でFRBが緊急利下げを行うなどの処置でもビットコインは大きな値動きは見せていなかったが、今日は9000ドルを突破。ビットコイン懐疑派のピーター・シフ氏は、「ビットコインが50ベーシスポイントの緊急利下げでも上昇しないとしたら、どのような状況なら上昇するというのか?」と疑問を呈している。

さらにビットコイン懐疑論者のJPモルガンのジェイミー・ダイモンCEOが先月、株式市場が暴落した際に「ダボス会議の出席者がコロナウイルスに感染し、さらにそれを広めてしまうという悪夢を見た」と話したと報じられている。

こうしたダイモン氏の発言について、カイザー氏は「彼はコロナウイルスとビットコインウイルスを混同しているようだね。ピーター・シフ氏も同じだ」と指摘した。

「彼らの心はビットコインウイルスによってハッキングされているね。すぐにジェイミーは、ビットコインを購入するためのお金を得るためにFRBに物乞いをするだろう。ピーターシフも同じだ。」


翻訳・編集 コインテレグラフジャパン