仮想通貨カストディ会社アンカレッジ・デジタルと大手マイニングメーカーのビットメインが、コア・サイエンティフィックの再建計画の一環として同社の株式を取得する可能性がある。

8月8日のテキサス南部地区連邦破産裁判所への提出文書によると、ビットメインはコア・サイエンティフィックに対し、約2300万ドルの現金と5400万ドルの株式と引き換えに、2万7000台の「S19j XPマイナー」を売却する計画だ。

またアンカレッジ・デジタルはコア・サイエンティフィックに資金を貸し出していたが、その債権に対する株式化オプションを選択した。ブロックファイやマス・ミューチュアル・アセット・ファイナンスなどの他の企業は、交渉による和解を通じて自社の債権を処理することを選んだ。提案された再建計画は、債権者の投票を経て承認される可能性が高いだろう。

コア・サイエンティフィックは収入の減少とビットコイン(BTC)価格の下落を理由に2022年12月に破産を申請した。同社は、セルシウス破綻と仮想通貨市場の暴落を受け、申請に至る数週間の間に財務上の問題に直面していた。同社はハッシュレートで最大のマイニング企業の一つであり、再建過程の中でもBTCのマイニングを続けている。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン