ブロックチェーン企業コンセンシスやグーグル ワードプレスの次世代出版プラットフォームに出資

ブロックチェーンに特化した開発会社コンセンシス(ConsenSys)や米検索大手グーグルなどが、ワードプレスが手がける次世代型の出版プラットフォーム「NewsPack(ニュースパック)」に計240万ドル(約2億6000万円)出資した。14日付のワードプレスのプレスリリースから明らかになった

ニュースパックは、世界で最も人気のあるWebサイト管理システムワードプレスが立ち上げたプロジェクト。多くの小規模なデジタルニュース企業が複雑な技術やセキュリティなどの採用に苦戦し、十分な収益を確保できない中、「業界でもベストな編集やビジネスモデル」を組み込んだシステムを安価で提供するそうだ。

今回のプロジェクトに出資したのは、コンセンシスやグーグルの他、ジャーナリズム支援組織のナイト財団やThe Lenfest Institute for Journalismなどが含まれる。出資額が一番多いのはグーグルで120万ドル。プロジェクトを進めるのは、ワードプレスの親会社であるAutomattic社とそのパートナーであるSpirited MediaとNews Revenue Hubだ。

ブロックチェーン・メディア「シビル」も参加

ニュースパックには、ブロックチェーンメディア「シビル」向けのネイティブ・プラグインも含まれている。ニュースパックの利用者であれば、シビルのジャーナリストコミュニティーに参加できるほか、不正に書き換えることが不可能な分散化された保管スペースに記事を保存できるようになるという。

コンセンシスは、2017年にシビルに500万ドル出資している。

シビルは先月、イニシャルコインオファリング(ICO)に失敗したものの、今年2月にサービスを開始することを発表。その際、次のような意気込みを語っていた。

「技術は、目標達成のための重要な手段であるものの、我々はそれによって大義名分を覆い隠し、我々の経験を台無しにし、本当の目的から遠ざかってしまった。同じ過ちは二度と繰り返さない」

ICOとは、Initial Coin Offering(新規仮想通貨公開)の略。仮想通貨の新規発行を用いた資金調達方法で、株式市場でいうIPO(新規株式公開)による資金調達方法に類似する。IPOとの相違点は、証券会社などの監査機関を通さずに直接的に個人や企業がオンライン上で資金調達を行えることである。発行側は資金調達コストを低く抑えられる一方、信用が十分に付与されないので、反故になる事例や、そもそも詐欺目的で作られたものなどが多いため、ICOで投資を行う場合十分に注意が必要であると考えられている。

仮想通貨用語集