仮想通貨ビットコインへの関心がこの1年半で最低の水準になっている。グーグルでの検索傾向を示す「グーグルトレンド」からわかった。

さらに、10月4日現在、現在大型イベント「SWELL」を開催中のリップルへの関心が、ビットコインへの関心を上回っていることがわかる。

リップルへの関心がビットコインへの関心を超えたのは昨年5月、XRPが高騰した局面以来だ。

盛衰の激しい仮想通貨の世界。ハッキング事件や規制の影響などで、市場の冷え込みが顕著となっている。

仮想通貨関連製品の人気も低下

大手半導体メーカーのNvidiaは、2018年の第1四半期の仮想通貨マイニングチップの売上高が2億8900万ドル(約320億円)だったのに対し、第2四半期では1800万ドル(約20億円)に急落したという。

さらに、仮想通貨出来高の減少を受けて、悲観的な投資家は「仮想通貨の黄金時代(全盛期)は過ぎており徐々に市場から撤退する」との考えを想定。逆に楽観的な投資家は、「長期的な激しい取引の後に、仮想通貨市場が独自の市場を創り上げていく」と考えている。

一方で、仮想通貨のボラティリティ(変動)が小さい場合、長期的にはリスクが低いと判断され決済シーンでの普及が進むと見られる。

仮想通貨関連の製品も人気が低下。