カリフォルニア州は、ビットコイン(BTC)とイーサ(ETH)についてアメリカで最も詮索好きな州かもしれないことが、CoinGeckoの新しいデータによって明らかになった。

CoinGeckoのレポートによれば、カリフォルニア州のインターネットユーザーは、CoinGeckoでのビットコインとイーサリアムのウェブトラフィック検索のうち、43%を占めていた。これは、州全体の人口が米国の人口の11.9%に過ぎないにもかかわらずだ。

CoinGeckoの最高執行責任者(COO)兼共同設立者のボビー・オン氏は、カリフォルニア州が「テクノロジーの中心地」であることから、仮想通貨の優良銘柄への関心度でトップを占めることは「当然だ」と述べている。

カリフォルニア州には、世界最大のテクノロジーとイノベーションの中心地であるシリコンバレーがある。

シリコンバレーに位置する大企業で、ブロックチェーンベースのアプリケーションや仮想通貨スタートアップに投資している企業には、アップル、グーグル、メタ、ペイパル、ウェルスファーゴなどがある。

コインベースは、カリフォルニアに本社を置く最初のメジャーな仮想通貨企業の1つでもあった。The Graph、Helium、MakerDAO、dYdXは、カリフォルニア州に拠点を置く最新のWeb3プロジェクトでもある。

また、スタンフォード大学、カリフォルニア工科大学、カリフォルニア大学バークレー校など、工学・技術系の優秀な学部を持つ名門大学もカリフォルニア州に多く存在する。

また、CoinGeckoは、2つの仮想通貨に強い関心を持つ他の州として、イリノイ、ニューヨーク、フロリダ、ワシントンを挙げている。

Top 10 U.S. states with the most Bitcoin and Ethereum web page traffic. Source: CoinGecko

上位20州を見ると、ウェブサイトでの検索はほとんどがビットコインに偏っているようだ。しかし、ある4つの州では、イーサリアムの検索数が競合他社よりも多いことがデータから判明した。

「特に注目すべきは、コロラド、ウィスコンシン、ニュージャージー、フロリダがビットコインよりもイーサリアムに興味を示していることだ」とオング氏は説明する。

「イーサリアムのMergeを目前に控え、これらのランキングやシェアが今後どのように展開されるかは未知数である」と付け加えている。