マネックスグループは29日、2021年4~9月期の決算を発表した。傘下の仮想通貨取引所コインチェックを中心とするクリプトアセット事業は、セグメント利益が48億3100万円となった(前年同期は7億2500万円)。マネックスは「ブロックチェーン・暗号資産関連事業が成長ドライバーとして収益に貢献」と指摘している。
クリプトアセット事業の営業収益は76億9500万円で、前年同期の17億7300万円から大きく増加した。
また本人確認済口座数は前年同期比44%増の143万口座に、アプリダウンロード数は43%増の442万DLになったという。
マネックスでは2021年4~9月と前年同期の日本セグメント、米国セグメント、クリプトアセット事業との3つの収益のバランスを比較しており、これをみると、クリプトアセット事情が急成長していることがわかる。26億円だったのが204億円にまで成長し、収益のシェアで44%を占めるまでになった。同社は「成長ドライバーとして収益に貢献」するようになったと評価している。
コインチェックは日本初のIEO(イニシャル・エクスチェンジ・オファリング)の実施やNFTマーケットプレイスを展開しており、こういった新期事業も収益に貢献したという。