仮想通貨取引所コインチェックは2日、エンターテイメント特化型ブロックチェーン「パレット(Palette)」のテストネット検証を行うエンジニアリングパートナーとしてコンソーシアムに参加したと発表した

このブロックチェーンは、Hashpalette社が手掛けるものだ。同社の発表によれば、パレットは「NFT(Non-Fungible Token)を利用したコンテンツ流通に最適化されたブロックチェーンネットワーク」だ。日本発コンテンツのグローバル発信の強化が狙いだという。

パレットは、クロスチェーン技術を実装しており、発行したNFTをほかのブロックチェーンネットワークに転送することも可能だという。発表によれば、イーサリアムやネオ、オントロジーの3つのネットワークに対応している。

Hashpaletteによれば、今回のパレットのコンソーシアムには、コインチェックのほか、オーケーコインジャパンやフォビジャパンといった外資系取引所、NFTゲームを手掛けるアニモカ・ブランド、仮想通貨企業マーキュリーの親会社セレスなどが参加している。

パレットコンソーシアムの参加企業 出典:Hashpalette発表資料

コインチェックは昨年8月、日本初のIEO(イニシャル・エクスチェンジ・オファリング)に向けてHashpalette社と共同プロジェクトを発足させている。IEOとはベンチャー企業などがユーティリティトークンを発行し、取引所で上場させることで資金調達を支援することだ。

コインチェックは、今回のパレットネットワークのコンソーシアム参加と技術支援で、このパレットによるトークン「パレットトークン」発行によるIEO実現を推し進める考えだ。