仮想通貨取引所コインチェックは、仮想通貨市場の活況によって大幅な増益となり、2021年3月期第3四半期の税引前利益が24.2億円となった。第2四半期の税引前利益7億2500万円から3倍に拡大した。売上高は39億9700万円だった。
親会社であるマネックスグループが29日に発表した決算によれば、今回の増益によってコインチェックがグループ入りした後で最高益を記録した。
「金融緩和を背景とする暗号資産市場の活性化に加え、継続した費用抑制により、セグメント利益は24.2億円とグループ入り後、最高益を大幅更新」
アプリダウンロードや口座数も市況によって増加している。2020年12月時点でアプリダウンロード数は前年同月比で20%増の326万、本人確認済口座数では13%増の104万口座となり、2桁増となっている。
また今回の発表資料の中では、コインチェックの国内シェアについても触れている。本人確認済口座数における国内でのシェアは、約28%であるとしている。