仮想通貨取引所コインチェックは22日、仮想通貨Lisk(LSK)のステーキング報酬付与を完了したと発表した。コインチェックとしては初のステーキング報酬付与だ。今回得られた報酬は計2,251.9LSK(約18万円相当)だった。

コインチェックは、日本の取引所として初めてステーキングサービスを開始した。当面はLSKのみを対象とし、実証実験の一貫でサービスを進めていくとしていた。

付与対象は、コインチェックの取引アカウントに1日あたり平均10LSK以上保有しているユーザー。付与予定日は毎週水曜日。付与額は、報酬として受領したLSKから手数料を差し引き、LSKの保有量に応じて付与する。

LSKネットワークは、コンセンサスアルゴリズムとしてDPoSを採用している。LSKのDPoSは、仮想通貨の保有量(ステーク)によって重みづけられた投票によって選ばれた「デリゲート」がブロック承認を行う。

コインチェックは、預かり資産の一部を利用してLSKネットワークのデリゲートに投票を実施。投票したデリゲートが上位101位に選出されれば、報酬の一部を受け取ることができる。コインチェックはこの報酬をLSKを保有するユーザーに保有量に応じて付与する。

仮想通貨LSKは足元では0.724ドル近辺で取引されている。ビットコインなどほかの主要通貨が横ばいで推移している中、24時間比で3%超の上昇となっている。