米国最大手仮想通貨取引所コインベースが日本に進出する。年内に仮想通貨交換業の登録を金融庁に申請する方針だ。同社に出資する三菱UFJフィナンシャル・グループと連携しながら日本市場の開拓を目指す。日経新聞が4日に伝えた

 コインベースは、セキュリティに強みを持つ取引所だ。ニューヨーク州の仮想通貨交換業免許に当たるビットライセンスを取得している。顧客数はウォレットサービスと合わせて2000万人という。日本では販売所と取引所の両方を展開する計画だ。取り扱い通貨はビットコインやイーサリアムなどの主要通貨となる予定。

 三菱UFJフィナンシャル・グループは、傘下の三菱UFJ銀行や三菱UFJキャピタルなどを通じて、16年7月にコインベースに10億円強を出資している。

 コインテレグラフは本日4日、HitBTCが日本法人設立に向け準備をしていると伝えた。日本の仮想通貨市場の大きさが、外資大手を惹きつけているようだ。日本仮想通貨交換業協会によれば、日本の投資家数は3月時点で350万人。海外の投資家に比べて売買頻度が高く、魅力的な市場に映っているという。