コインベースのレイヤー2ネットワーク「Base」は、透明性と説明責任を高めると同時に、プロジェクトへのパブリックな貢献を可能にするために、そのコードリポジトリとスマートコントラクトをオープンソース化したと発表した。

10月19日のブログ投稿によれば、Baseは開発者にネットワークのコードベースへの完全なアクセス権が与えられる。

「私たちの仕事をオープンに共有することで、コミュニティが私たちの進捗を追跡し、私たちが約束を果たしているかを確認することができるようになる」\

「オープンソースは私たちのオンチェーンの未来にとって双方にとって有益だ。開発者は知識の宝庫にアクセスし、すでに行われたものを改善し、その結果、その分野の他の人々にインスピレーションを与えることができる」と付け加えた。

コードをオープンソース化するという決定の中核部分は、プロジェクトの開発に関する透明性を開発者に提供するという目標だ。すべてのスマートコントラクトとスクリプトが現在GitHubで公開されている

これにより、開発者はBaseでの入出金を担当するコードを評価し、実験することができるようになった。これにより、同様の機能を迅速に実装したい開発者がより多くのツールにアクセスできるようになる。

オープンソース開発は仮想通貨のエートスの不可欠な部分である。コードを公開することで、コミュニティ内の誰もがコードを監査することができ、理論的には、それが企業内部で保持されている場合よりも、脆弱性や潜在的な悪用が早く気づかれ、迅速に修正されることを可能にする。

また、オープンソースのコードは、悪意のあるアクターが脆弱性を見つけて、それを悪用する可能性があることもあり得る。

この懸念を受けて、コインベースは、「セキュリティ志向」の開発者にBaseを徹底的に調査し、脆弱性を見つけるための目を光らせるよう奨励しており、バグの発見に対して最大100万ドルの賞金を提供している

リポジトリとスマートコントラクトをオープンソース化するだけでなく、Baseはbase.org、docs.base.org、bridge.base.orgなどのWebプロバティもオープンソース化した。

Baseは、仮想通貨エコシステムで最も活動的なレイヤー2ネットワークの1つであり、ネットワークの上に構築された分散型ソーシャルアプリのフレンドテック(Friend.tech)が大きな注目を集めた。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン