15%以上の下落となったコインベース株価　トレーダーは2025年以降の強力な反発に期待

仮想通貨取引所コインベース（COIN）の株価が、最新の決算がアナリスト予想を下回ったことと株式市場の急落により、2年ぶりに最大の下落を記録した。しかし、トレーダーたちは2025年に強力な反発を期待している。

10月31日、COINは取引を179.25ドルで終え、15.34%の下落を記録した。これは、2022年7月26日に米証券取引委員会（SEC）の調査の中で株価が21%下落して以来の最大の下落だ。

「来年の第1四半期と第2四半期の収益は驚異的なものになるだろう」と仮想通貨トレーダーのピクル氏はX投稿で語り、「コインベースの決算発表を皆が過剰に反応している」と指摘した。

10月30日、コインテレグラフは2024年第3四半期の決算を発表したが、ウォール街のアナリスト予想を約11%下回った。

トレーダーはCOINのパフォーマンスに自信

ピクル氏は、「夏はすべての市場で最も静かな時期で、仮想通貨は停滞し、個人投資家の関心が薄れた」と述べ、「COINは600ドルに向かっている」と予測した。

コインベースは取引収益は前四半期比で27%減少し5億7300万ドルとなったが、前年同期比では98%以上増加した。

株式評論家のギート・レイセン氏は、COINの価格が依然として「トレンドラインの上にある」と指摘し、株のパフォーマンスがビットコイン（BTC）の上昇に乗ったものだと予測した。

ビットコインは6万9310ドルで取引されており、3月に記録した7万3769ドルの史上最高値から約6.3%下回っている。トレーダーたちは、11月5日に予定されている米国の大統領選挙が、どちらの方向にも高いボラティリティをもたらす可能性があるかを注視している。

一方、仮想通貨トレーダーのケーブル氏は、COINが依然として2021年4月に上場した際のIPO価格250ドルを下回って取引されていることを「驚くべきこと」と述べている。

10月31日は株式市場全体にとって厳しい日であり、金融アナリストのアンドリュー・ロケノース氏は「市場から9500億ドル以上が消失した」と語った。

マイクロストラテジーがコインベースの時価総額を上回る

株式市場の混乱の中、マイケル・セイラー氏のマイクロストラテジー（MSTR）がコインベースの時価総額を上回ったことがトレーダーの注目を集めた。

マイクロストラテジーの時価総額は495億ドルで、コインベースの時価総額445.4億ドルを上回った。

ビットコインアナリストのトゥール・デメスター氏は「コインベースとマイクロストラテジーは2つのタイプの戦いだ」とのべた。「一方は数百もの戦略を試みるキツネであり、もう一方は1つの大きなことを知っているハリネズミだ」とデメスターはX投稿で語った。つまりビットコインにのみ投資するハリネズミとしてのマイクロストラテジーと、ビットコインだけでなく様々な仮想通貨関連のサービスを展開するコインベースとの戦いとみている。

本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限りません。この記事には投資助言や推奨事項は含まれていません。すべての投資や取引にはリスクが伴い、読者は自身でリサーチを行って決定してください。

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