仮想通貨取引所コインベースが、ラップドビットコイン(wBTC)の市場に損害を与えたとして、BITグローバル・デジタル・リミテッドから10億ドル以上の損害賠償を求める訴訟を起こされた。
12月13日の訴状によれば、BITグローバルはコインベースがwBTCを上場廃止した11月の決定が、コインベースの競合製品cbBTCを推進することを目的としており、その結果、巨額の財務損失とwBTCに対する消費者の信頼が失われたと主張している。
この訴訟は、シャーマン法に基づくラップドビットコイン市場の独占化の試み、wBTCの市場地位を弱体化させるための略奪的行為、wBTCが上場基準を満たしていないとする虚偽の声明に対する告発を対象としている。
コインベースは11月19日にwBTCトークンが上場基準を満たしていないとし、上場廃止を発表した。
コインベースの広報担当者はコインテレグラフへのコメントで、コインベースの上場基準のもとで適切に評価していると主張している。「コインベースは上場基準の高い完全性を維持することに尽力しており、当社のプラットフォームに上場されている資産を定期的に評価している。 アセットがこれらの基準を満たさない場合、そのアセットは上場廃止となる」と広報担当者はコメントした。
BITグローバルは香港を拠点とする仮想通貨取引所であり、8月以降、仮想通貨企業ビットゴーと共にwBTCのビットコイン準備金の共同保管者を務めている。
BITグローバルの弁護士によれば、コインベースは自社プラットフォームでミームコインを上場させているにも関わらず、wBTCの類似製品(cbBTC)をリリースした直後にwBTCを突然問題視し始めた。
「この決定は、仮想通貨業界全体にとって悪い前例を作ると信じている」とケビン・クネッパー弁護士は語った。「コインベースの規模の取引所が、自社の競合製品を立ち上げる計画を持ったと同時に競合となる仮想通貨を上場廃止できるなら、誰が安全で、次は誰が標的になるのか?」。
訴訟は10億ドル以上の損害賠償を求めており、さらなる損害を防ぐための差止命令も要求している。
BITグローバルの広報担当者はコインベースの動きが自社トークンに対する優位性を得ることを目的としていると批判した。
「コインベースの決定は、自社のラップドビットコイン製品cbBTCを推進し、wBTCという最大かつ最も影響力のある競合を排除する試みであることは明らかだ」と11月20日にコインテレグラフに送られたメールで広報担当者は語った。
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