仮想通貨取引所を運営する米コインベース社は1日午前1時53分(太平洋標準時間)、一時的にビットコインの売買が出来なくなった状況を受け声明を発表。「ビットコインの売買はトラブル解決後に再開する」と強調した。

 コインベース社の状況を説明するサイトでは、以下のように述べられている。

 「当社の処理手続の一部で再三生じている問題により、ビットコインの売買が一時的にお取り扱いできなくなっております。当社チームは、原因の究明を行うと共に、サービスの全面的な再開を目指して現在取り組んでおります。コインベース社のお客様につきましては、この問題が解決されるまでの間、ビットコインの売買が間欠的に停止されてしまうことがあるかもしれません。ご不便をお掛けいたしておりますことを心よりお詫び申し上げます」。 

 このコインベース社の公式ツイートが今朝方発表されると、コメント欄は顧客からの否定的なリプライでほぼ埋め尽くされた。一部には、ずっと以前から口座が凍結されていると主張する声もあった。

 コインベース社では今月に入り、クレジットカードとデビットカードでコインベース社から仮想通貨を購入した顧客が、複数回カードにチャージされるというアクシデントが発生している。この件については、2月初めに行われた、仮想通過のマーチャント・カテゴリー・コード(MCC)の変更によって、予期しないエラーが発生したことが原因であるとして、ビザカード側が全般的に責任を認めている。 

 昨年5月25日には、コインベース社のサイトは前例がない量の取引が殺到したことを理由に機能停止に陥っている