プライバシー重視の仮想通貨ビットコインウォレット「サムライウォレット(Samourai Wallet)」のミキシングサービス「ワールプール(Whirlpool)」の3月の使用量が前月比で3倍に急増していたことがわかった。
ビットコインに関するポッドキャストのホストとして知られるマット・オデル氏がツイッターに投稿した。
🧐 https://t.co/hRCBfblZCr 🌀🌀🌀 pic.twitter.com/qjXcaqFkdu
— Matt Odell (@matt_odell) April 9, 2020
ワールプールは複数のウォレットのビットコイントランザクションをまとめることで取引の実態をわかりにくくする機能を持つ。
3月は2019年5月にサービスが開始されて以来、ワールプールが取り扱った全取引量の約40%を占めたという。
1月には356.65BTC、2月に529.05BTC、そして3月には1523.45BTCとなった。
4月時点でも11日までで1020.80BTCが利用されたことで、今月も過去最高を更新する模様だ。
ワールプールの利用は昨年10月に303.55BTCを取引したが、その後一旦は減少。しかし今年に入って以来、利用が増加している。背景には金融活動作業部会(FATF)により、世界各国の取引所でKYCが求められていることがあるのかもしれない。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン