コインチェックは5日、メタップスの子会社メタップスアルファの全株式を取得すると発表した。NFT(ノンファンジブルトークン)のマーケットプレイスを運営するメタップスアルファを子会社化し、NFTサービスを強化する狙いだ。

発表によれば、コインチェックとメタップスとの間で、メタップスアルファの全株式を取得する株式譲渡契約を結んだ。株式の譲渡が実行されるのは2月15日の予定だ。メタップスアルファは「コインチェックテクノロジーズ」に商号を変更する。

NFTとは、ブロックチェーン上に記録された固有の値や情報を持った非代替(ノンファンジブル)なトークンであり、ブロックチェーンゲームのキャラクターやアイテムなど、アートワークなどが代表例だ。

メタップスアルファは2019年9月からオンチェーンのNFTマーケットプレイス「miime」を運営している。コインチェック傘下に入った後もmiimeの運営は継続し、ユーザーはそのまま利用できるようにする。

コインチェックでは、2020年度以内にNFTのマーケットプレイスを展開する予定だ。自社のサービス上でマーケットプレイスを展開することで、ユーザーの仮想通貨口座から簡単に決済できようにし、またNFT専用のウォレットによってユーザーが秘密鍵の管理をすることなく取引できるようになるという。