CMEグループが建玉の急増を受け、世界最大のビットコイン(BTC)先物市場になった。

仮想通貨分析を手掛けるアーケイン・リサーチは27日のツイートで、OKExを追い抜き、CMEが世界最大のビットコイン先物市場となったと指摘した。マーケットインテリジェンス企業Skweのデータを引用し、CMEのビットコイン先物契約の建玉が11.6億ドルに達したと、アーケインは述べている。一方のOKExは10.7億ドルだ。

「機関投資家はここにいる」と、アーケインは述べている。

CMEのビットコイン先物市場は過去1ヶ月間で2倍以上になり、過去最高に近い水準に急上昇した。先物取引は、契約保有者がその日付より前にポジションを調整するため、特に満期が近づくと大きなボラティリティを引き起こすことがある。

仮想通貨取引所のバイナンスとフォビも主要な先物プレイヤーとして浮上してきている。建玉ベースでは、バイナンスとフォビはそれぞれ3番目と4番目に位置するBTC先物プラットフォームだ。

先物市場は、伝統的な投資家がビットコイン市場に参入する上で重要だとみられている。2017年の強気市場は一般投資家によって牽引されたが、現在の上昇トレンドは機関投資家を含めたより深いものだと指摘されている。

ウィルシャー・フェニックスによれば、特にCMEはビットコインの価格発見に不可欠になりつつある。ウィルシャーのレポートでは、CMEの重要性は「取引高と建玉によって示されるだけでなく、スポット価格形成への影響によっても示される」と述べている

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン