中国IT大手の迅雷、ブロックチェーン・サービス開始で第3四半期は増収

中国のデスクトップソフトウェア開発大手で、ブロックチェーン開発も手がける迅雷(シュンレイ、Xunlei)は、2018年より開始したブロックチェーン・サービスにより増収となったことを発表した。同社が14日公開した第3四半期のレポートで明らかになった。

同社の第3四半期の売上高は4530万ドル(51億円)に達し、前年同期比1.1%の増加となった。そのうち、クラウド及びインターネット付加価値サービス部門による売上は、1980万ドル(22億円)となり、前年同期比で8.3%増加した

迅雷グループのである陳磊(チェン・レイ)氏は、同社にとってブロックチェーンが重要な投資対象であるとし、次のように述べた。

ブロックチェーンは我々の生活を変える技術であると確信しており、より簡単にコスト効率の高い方法で様々な分野に応用できるよう努力していく。

迅雷はP2Pソフトウェアやビットトレント・クライアントの開発で知られており、主に中国市場で人気を博していた。同社は、ブロックチェーンの開発に向け、2017年10月に再編を行い、今年からブロックチェーン・プラットフォームのサンダーチェイン(ThunderChain)を立ち上げ、中国共産党中央委員会の機関紙である人民日報などと提携している。

当初、迅雷のサービス決済に利用可能なブロックチェーン・イニシアチブのリンク・トークンを発表した。その後、同社の株式はナスダック市場で最高のパフォーマンスを見せた。ブルームバーグによると、株価は75%上昇した

しかし、昨年11月に発令されたICO禁止により、金融監督当局から精査を受け、株式は40%下落した。それにもめげず、ステラクラウド(StellarCloud)とサンダーチェイン(ThunderChain)の新しいブロックチェーン製品をリリースしたことで、発売から数ヵ月の第2四半期に6億6500万ドルの売上(前年同期比70%増)を計上することができた、と陳CEOが発表した。

同社は10月23日、人民日報とパートナーシップを締結し、技術革新のためのラボを設立することを発表した。また、両社はコンペティションやセミナー、ワークショップを開催し、ブロックチェーン関連のスタートアップを推進するため、ブロックチェーン・プラットフォームの開発を計画している。

カナダのマイニングファームHut 8が第3四半期に1350万ドル(15億円)の過去最高となる売上を記録し、前期の590万ドル(6.7億円)から126%増となった他、年初にスクウェアキャッシュのアプリをビットコインに対応させた米国金融サービスのスクウェアも過去最高の売上を記録している。