仮想通貨トレーダーのアレックス・クルーガー氏が中国のネット検索最大手バイドゥ(百度)でのビットコイン検索状況を明かした。米中貿易戦争やトランプ大統領の発言とビットコインの検索が連動していないことが明らかになった。
これまで、米中貿易戦争が激化して人民元が下落する中、中国人トレーダーが資産の逃避先としてビットコインを購入しているという見方が相次いでいた。
ただ、クルーガー氏のデータによると、「ビットコイン(比特币、青)」、「貿易戦争(贸易战、緑)」、「トランプ(特朗普、オレンジ)」の検索が同時に急増したのは5月14日のみ。5月14日は、中国が報復措置として米国製品の関税引き上げを発表した翌日だ。
(出典:Alex Kruger「バイドゥでの検索数」)
一方、2019年は中国人によるビットコインの検索は着実に増加している。
(出典:Alex Kruger「バイドゥでの検索数」)