ICOや取引所など仮想通貨関連の活動の一部禁じられる中、Bitcoinマイニングの合法性についての正式な発表はまだなされていない。しかし、依然としてどうなるわからないという恐怖と不確実さが存在している。
中国のマイナー達は、安い電気料金と、マイニングや仮想通貨に対する友好的なアプローチで利益を上げることができていた。しかし、中国が仮想通貨に対して厳しい姿勢を取る中、マイナー達はマイニング事業が本当に良い事業なのかどうか考え直している。
マイニングファーム
中国はBitcoinマイニング問題で揺らいでおり、AntpoolやF2Poolなどのよく知られているプールを除いて、取り締まりが続けばたくさんのマイニングプールが脅威にさらされる可能性がある。
これは中国でマイニング事業で利益をあげようとしていた人たちにとっても問題だ。
最近では、South China Morning Post(新聞)で掲載されたように、中国北西の遠方の隅で1,000台以上のコンピュータを持つマイニングファームを開こうとしていたWang Hongyiが例として挙げられる。
再考
Wang氏は、約10百万元(約150万ドル)の費用がマイニングファームにかける予定だったが、水力発電所の隣に設立予定だったため利益を上げられることを確信していた。なぜなら、それはkWhあたり0.25元(約4円)まで電気料金(主要運営費)を削減するからだ。
しかし、先週、中国政府がBitcoinや他のデジタル通貨との全面的な取り締まりを開始したため、Wangはマイニングファームを開設することを考え直している。
「この事業を開始し、政府が違法だと言ったら、私たちは投資を回収することはできなくなる」とWang氏は語った。
心配しているのは彼だけではない
もちろん、Wang氏にとっては、今後マイニングが合法であるかどうかの保証なしに、マイニングファームを始めることに大きなリスクがある。この懸念は、既にマイニングを行っている者に特に当てはまる。
ViaBTCのYang Haipo最高経営責任者(CEO)は、中国のBitcoinマイニング事業の将来について懸念があると語った。
ViaBTCには、世界のBitcoinの採掘能力の7%を管理する2つのBitcoinファームがあるが、今月末に取引プラットフォームを閉鎖する予定だ。
取引収入がなくなるため、ViaBTCは現在、マイニング事業を検討している。
「技術的には、中国はBitcoinを禁止できない。なぜなら、私たちは独自の同期ネットワークを持っているからだ。しかし、中国政府がマイニングを違法だと言えば、我々は終わる」とYangは述べた。
※原文
https://cointelegraph.com/news/chinas-miners-on-tenterhooks-as-exchanges-soon-shut