米国の大手金融機関チャールズ・シュワブの次期最高経営責任者(CEO)、リック・ウースター氏は、米国の規制が緩和され次第、仮想通貨のスポット取引を提供する計画があると語った。また、彼自身がデジタル資産をまだ購入していないことについて「馬鹿げていた」とも述べた。
11月21日のブルームバーグラジオのインタビューで、「仮想通貨は多くの人々の注目を集め、彼らはそれを通じて多くの利益を得ている」とした上で、「私は仮想通貨を購入していないが、今は馬鹿げていると感じている」と語った。
ウースター氏は現時点では仮想通貨への投資を計画していないが、シュワブの顧客がそれを希望する場合にはサポートしたいとし、米国の規制環境の好転を期待していると話した。
「我々も直接仮想通貨を提供したい...それを行うためには規制環境の変化を待っており、それが間もなく訪れると自信を持っている」とヤフーファイナンスに語った。
Rick Wurster speaking on crypto. Source: Yahoo Finance
さらに、チャールズ・シュワブの顧客は既に仮想通貨分野で非常に活発に活動しており、同社が現在提供している上場投資信託(ETF)や先物などを通じて投資しており、これらは良好なパフォーマンスを示しているという。
チャールズ・シュワブは、フィデリティのような伝統的な企業やロビンフッドやウェブルのような新しい取引プラットフォームとの競争に直面している。
ウースター氏はまた、人工知能(AI)技術についても強気であり、これが資産運用業務に大きな影響を与える可能性があると述べた。「以前は月に6万回、電話担当者が3分以上かけて情報を検索し、顧客の質問に答えていた。今ではAI技術を構築し、数秒でその情報を見つけることができる」とブルームバーグに語った。
ウースター氏は、2008年からシュワブを率いてきたウォルト・ベッティンガー氏の後任として、1月1日にCEOの役職に就く予定だ。
10月、チャールズ・シュワブは、仮想通貨がETF投資家の間で債券を上回り、2番目に人気のある資産クラスであることを示す調査結果を発表した。仮想通貨の時価総額は、11月22日に証券取引委員会(SEC)のゲイリー・ゲンスラー委員長が1月に退任するとの発表を受けて、3兆4500億ドルという過去最高を記録した。
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