海外暗号資産取引所大手バイナンスの元CEOであるチャンポン・ジャオ氏は自宅のあるドバイにまだ戻れないようだ。
米シアトルのワシントン州西部地区連邦地方裁判所が12月29日に下した判決で、リチャード・ジョーンズ判事は国外への渡航許可を求めるCZからの申し立てを却下した。 渡航を求める申し立ての却下はこれで二度目だ。12月7日にもジョーンズ判事は渡航許可を求める申し立てを退けていた。
ジャオ氏が家族の住むドバイへの渡航を許可された場合、逃亡の危険性があるとした。 今回の申し立ての理由は非公開だが、ジャオ氏の弁護団は 「ジャオ氏の子供に関する医療情報 」が関係していると示唆している。ジャオ氏にはバイナンスの共同設立者であるハー・イー女史との間に3人の子供がいると報じられている。
ジャオ氏はバイナンスと米当局との間で交わされた43億ドルの司法取引の一環として反マネロン法違反を認めていた。同氏は2月に判決を受ける予定で、最大で18ヶ月の禁固刑に処される可能性がある。
<終>