セロ・ファンデーション(Celo Foundation)は、4000万ドル(約42億円)の資金調達の後、「セロ・ゴールド」トークン実現に向けた次のステップにあたるメインネット立ち上げを発表した

5月19日に投稿されたブログによれば、ERC-20トークンである「セロ・ゴールド(cGLD)」の転送がオンチェーンガバナンスによって有効となり、取引所がプラットフォームと自由に統合できるようになったという。セロは、ネットワークを可能にしてくれた「世界中の100人を超える独立したバリデーターの取り組み、情熱、専門知識に感謝したい」と述べている。

4000万ドルを調達

セロは5月12日、コインリストでのオークションで1000万ドルの調達を実現したと発表した。このオークションは12時間で完売。欧州やアジアなどを中心に62ヵ国から509人が参加した。トークン所有者はセロのプラットフォームに参加できる。

メインネット開始により、オークンション参加者はコインを受け取ることができるようになる。

また2019年には、ポリチェーンキャピタルやアンドリーセン・ホロウィッツなどから3000万ドルの調達にも成功している

セロの創設者であるレーン・レインズバーグ氏は、新しいステーブルコイン「セロ・ドル」を計画していると、コインテレグラフに語っている。セロ・ドルは、cGLDを活用して作られる予定だ。将来的には「携帯電話だけで世界中の誰にでもセロ・ドルを送れるようにする」と語っており、今後はセロ・ウォレットのリリースする計画だと述べている。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン