米最大のオプション取引所であるシカゴ・オプション取引所(Cboe)子会社のCboe BZX Exchangeは1日、米資産運用大手ヴァンエックのビットコインETF(上場投資信託)を米証券取引委員会(SEC)に申請した

今回の審査が認められれば米国初のビットコインETFが誕生することになる。今後45日以内にSECは申請を承認するか、もしくは審査期間の延長を判断する。延長期間の最大日数は240日だ。

ビットコインETFが承認されれば、個人投資家が仮想通貨に直接投資することなくビットコインに投資が可能となり、より多くの投資を呼び込むことができると期待されている。

Cboeは2019年にもヴァンエックのビットコインETFを申請しているが、SECの承認判断が得られず、上場申請を取り下げている。また、今回申請されたビットコインETFは、ヴァンエック自身が昨年12月30日にSECに申請した商品をベースにしているようだ。

すでにカナダでは2件のビットコインETFが承認されており、最初に承認されたPurpose Bitcoin ETFは5日で5億6400万ドルの運用資産となるなど、投資家から大規模な資金を惹きつけている

米国ではまだビットコインETFが承認された例はないものの、Cboeは仮想通貨メディア、ザ・ブロックに対し、「ビットコインETFが承認されれば、投資家は透明性が高く規制された環境のもとでビットコイに投資できる」と期待を示している。