アラメダ・リサーチ社の元CEOであるキャロライン・エリソン氏とFTX社の共同設立者の1人であるゲイリー・ワン氏が、FTX社の元CEOであるサム・バンクマン-フリード氏に対する刑事事件に関連して、連邦詐欺罪を認め、検察当局に協力していることがわかった。

ニューヨーク州南部地区(SDNY)連邦検事局が12月22日に発表した。担当検事のダミアン・ウィリアムズ氏は、今回の大きな進展が最後になるとは思えないと強調した。

「先週申し上げたように、この調査は進行中であり、非常に迅速に進んでいる。また、先週の発表が最後ではないと言ったわけだが、もう一度はっきりさせておきたい。今日の発表も最後になることはないだろう」と言った。

「FTX の破綻を招いた詐欺行為に関与したキャロライン・エリソンとゲイリー・ワンをSDNYが起訴したことを発表する。エリソンとワンは共に罪を認めており、SDNYに協力している」

ウィリアムズ氏はまた、バンクマン-フリード氏が現在、連邦捜査局(FBI)の管理下にあり、「米国に戻る途中」であることを確認し、「できるだけ早く」裁判所に出廷するため、ニューヨーク南区に直接移送される予定であることを明らかにした。

バンクマン-フリード氏は、数週間かかるかもしれない正式な身柄引き渡し審問を受ける権利を放棄し、12月21日にバハマから米国当局に正式に引き渡された。

アラメダ元CEOだったエリソン氏を巡っては、捜査当局に協力しているのではないかとの噂が出ていた。12月5日に連邦検事局やFBIのニューヨークオフィスから歩いてすぐのコーヒーショップで目撃されており、当局に協力しているのではないかと指摘されていた。