穀物メジャーのカーギル 食品・農業のサプライチェーンにブロックチェーン活用目指す | ハイパーレッジャーグリッド開発に投資

米国の農業コングロマリット、カーギルが、デジタルエンジニアリング分野に投資を行い、ハイパーレッジャー・グリッドの開発を進めていくことが分かった。同社が1月25日に発表した。

ハイパーレッジャー・グリッドはハイパーレッジャーが近頃開発を表明したプロジェクトで、サプライチェーンの円滑化をブロックチェーン技術を用いて実現することを目指している。カーギル社(アメリカ最大の非上場企業で、1147億ドルの収益がある)によると、ハイパーレッジャー・グリッドを使って「グローバルな食品・農業サプライチェーンで活用可能なブロックチェーンや他のデジタルソリューションの開発を、加速化できる」という。

トレーサビリティー、食品安全性、貿易決済といった、農業サプライチェーンで生じる数々の問題・要請に対処するためのツール群を、ハイパーレッジャー・グリッドは提供できているとカーギルは強調した。カーギルの行う投資が具体的にどういった形になるのか、詳細は声明の中では明かされなかった。

農業コングロマリットの巨人であるカーギルは、ブロックチェーン技術をビジネスに応用できるかどうか、可能性をこれまでにも探ったことがある。18年10月、カーギル社はアーチャー・ダニエルズ・ミッドランド社、ブンゲ社、ルイ・ドレフュス社と提携し、ブロックチェーン技術や人工知能技術を活用した国際穀物貿易のデジタル化に乗り出した。ABCDとして知られるこれら穀物メジャー4社は、輸送、貯蔵、顧客満足体験など、サプライチェーンのさまざまなレベル毎にブロックチェーン技術を統合することを計画している。

ルイ・ドレフュス社は18年1月、ブロックチェーン技術を活用した初の船積み輸送を完了させた。この時は、アメリカから中国まで、イージートレーディングコネクト・ブロックチェーンプラットフォームを使って大豆を輸送した。