クリプトランクとサンティメントがまとめたデータによると、2021年にGitHubで最も開発された仮想通貨プロジェクトはカルダノで、14万件以上のイベントがあったことがわかった。

2位はクサマで3位はポルカドット。両者の1年間のイベント数はほぼ同じだった。カルダノはイーサリアムの開発アクティビティを大差で上回った。イーサリアムは4位だった。サンティメントは、GitHubのイベント数を、課題の作成、プルリクエストの作成、課題またはプルリクエストへのコメント、コードリポジトリのフォーク/スターリング/ウォッチングなどのいずれかと定義している。

先週行われたYoutubeのライブセッションで、カルダノの創設者であるチャールズ・ホスキンソン氏は、カルダノ・ブロックチェーン上で開発中のプロジェクトが約127件あることを明らかにした。また、ホスキンソン氏は、NFTの人気の高まりにより、ADAのユーザー数が既存の200万人から10倍に増加すると予想している。

カルダノの注目すべき進行中のプロジェクトの1つは、レイヤー2のHydraアップグレードだ。台帳自体を分割することなく、オフチェーンの取引をステーキングプールに流すことができる。理論的には、それぞれが数百のトランザクションを処理する数百の「ヒドラ・ノード」によって、ネットワークの高度な線形スケーリングを可能にする。

もうひとつの注目すべきものは、カルダノ・ブロックチェーン独自のISPO(Initial Stake Pool Offering)と呼ばれるフィンテック資金調達の仕組みだ。一般的な仕組みでは、ブロックチェーンユーザーが自分の仮想通貨をプロトコルに委譲し、報酬として出資した新しいプロジェクトのトークンを受け取ることができる。これに対し、ADAのステーキング報酬は開発者に行く。資金は委任者のウォレットから出ないため、このプロセスは安全だ。この仕組みを利用したプロジェクトの1つであるGenius Yieldは、ISPOのプールが24時間以内に1億1800万ドルを突破した。