カリフォルニア大学バークレー校(UCバークレー)は、ブロックチェーン起業家を支援する「Blockchain Xcelerator」プログラムの対象となる17のスタートアップを発表した

UCバークレーのアクセレータープログラムは、同校の研究者・教職員やベンチャーキャピタルなどがメンターとなり、スタートアップを支援するプログラムだ。

今回は140のスタートアップの中から対象となる17社が選ばれた。

本物のマリファナが報酬のゲーム

マリファナ(大麻)をテーマにしたマルチプレイヤーオンラインゲーム(MMO)であるNugbaseや、個人向けローンのオークションプラットフォームCalypsoなどが選ばれた。

Nugbaseは、イーサリアムをベースにしたマリファナ栽培MMOで、現在1000人以上のユーザーを抱えている。Nugbaseは、ユーザーが仮想環境の中で育てる「フラワーカード」を収集し、本物のマリファナを報酬として得ることができるという。

Calypsoは、借り手側がローンの提案をし、資金を出す貸し手型がその提案に対して逆オークションを行い、ローン市場内での競争を促進するというプラットフォームだ。

ほかにはeSport向けにファンの間のエンゲージメントを促進するノンファンジブルトークン(NFT)プラットフォームのArterraや、投資自動化ソフトウェアを作成しているSnowball Moneyなどが選ばれている。

UCバークレーのアクレータープログラムは昨年1月からスタートし、今回で3回目の支援先決定だ。第1回目の支援先だったブロックチェーン分析企業アンチェインは今年2月、430万ドルの資金調達に成功している。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン